リオパラリンピックの視覚障害者柔道はどんなルール?
リオのパラリンピックが始まりますね!
オリンピックの柔道では、見事に日本が復活を果たしました!
パラリンピックでも日本のお家芸の柔道に期待が集まっていますよ!
パラリンピックの柔道は、正式には、『視覚障害者柔道』と呼ばれているんですが、これについて、詳しくご紹介します!
リオパラリンピックの視覚障害者柔道はどんなルール?
視覚障害者柔道はどんなルールなのでしょうか?
一般の柔道は、組手争いから始まりますが、視覚障害者柔道は、組手争いがありません。
試合は、両者がお互いに組んでから、主審が「始め」の宣告をします。
また、試合中両者が離れた時は、主審が「まて」を宣告し、試合開始の位置に戻ります。
このようなルールなので、一般の柔道よりも一本を取りやすいのが見どころです!
組み合った状態から始めるため、時間稼ぎができず、試合開始10秒足らずでド派手な技の攻防を見ることができます。
また、組んで始めることで健常者とも対等に稽古ができ、一般の柔道と基本的に変わらない柔道をすることができます。
試合のルールの詳細をご紹介します。
試合のルール
パラリンピックの柔道は視覚障害者のみで行われます。
基本的には健常者の柔道と変わりありませんが、視覚障害に対応するため以下の点で特色があります。
(試合規定上の特色)
- 試合開始線は、1メートル離す。
- お互いに組んでから主審が「はじめ」の宣告をし、試合が始まる。
- 組み合えないときは青の選手が先に組み、次いで白の選手が組む。
- 試合中両者が離れたときは「まて」の宣告があり、試合開始位置に戻る。
- 場外規定は基本的には適用しない。ただし、故意に利用した場合は障害の程度に関係なく適用されることがある。
- 国内大会であっても基本的にはIJFとIBSAの規定で行われる。
NPO法人 日本視覚障害者柔道連盟オフィシャルサイトより引用
この試合規定は、全く目の見えない選手と弱視の選手が一緒に試合ができるように工夫したものなんです。
国際クラス分け
障害者の競技では、「公平性」が重要視されます。
視覚障害の場合はIBSAの規定により3つに区分されますが、柔道の場合、試合は国際大会、国内大会どちらも分けることなく一緒に行っています。
B1 全盲 光覚なしから光覚まで。どの距離や方向からでも手の形を認知できないもの B2 弱視 視力0.03まで、または視野が5度以内 B3 弱視 視力は0.04から0.1または視野が20度以内 NPO法人 日本視覚障害者柔道連盟オフィシャルサイトより引用
いかがでしょうか。
視覚障害者柔道は、一般と柔道と基本的に変わりなく、しかも一本を取りやすいのが見どころです!
是非、リオパラリンピックの柔道を見てみたいと思います!
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