腎臓結石、尿管結石ができる原因は何?予防方法は食事?薬は必要?

 

尿管結石の症状が出た時の痛みはとても辛いですよね!僕も過去に何度か経験しました。

尿管結石は腎臓結石が尿管に降りてきて引っかかったものなのですが、では腎臓に結石ができる原因は何なのでしょうか?

また、結石が出来やすい食べ物があると聞きますが、食事で予防はできるんでしょうか?

薬は必要なんでしょうか?

 

腎臓結石、尿管結石の成分は何?

腎臓が痛い

腎臓結石は、腎臓に結石が発生してできたものを言いますが、尿管結石は尿管に結石が発生するのではなく、腎臓結石が尿管に降りてきたものを言います。

このことについては、【腎臓結石、尿管結石、尿路結石の違いは何?検査方法や治療法は?】で詳しくまとめていますので、よろしかったらご覧ください。

僕は、10年以上前から腎臓内の左右に結石が数個ずつできていました。

会社の健康診断の超音波検査の結果からわかりました。

腎臓に結石ができるのは体質だとか言われますが、結石が大きくなるのを『防ぐ』または『遅らせる』には、その原因を突き止める必要があります!

では、そもそも腎臓結石の成分は何でしょうか?

尿路結石は成分別にいろいろなものがありますが、代表的なものは以下の種類のようです。

  • シュウ酸カルシウム結石:尿中のシュウ酸の濃度が増えることが原因。全体の約80%を占める。
  • リン酸カルシウム結石:純粋なものはほとんどなく、シュウ酸カルシウムと共存していることが多い。
  • 尿酸結石:高尿酸血症や高尿酸尿症が原因。
  • リン酸マグネシウムアンモニウム結石:尿素分解菌による細菌の尿路感染が原因。
  • シスチン結石:遺伝性のものといわれている。硬くて体外衝撃波では破砕しにくいのが特徴。

 

腎臓結石ができる原因は何?

過剰摂取を避ける食べ物

では、腎臓に結石ができる原因は何でしょうか。

テレビでも紹介されたことがあるようですが、次に挙げるものの過剰摂取です。

ただし、カルシウムは以前は過剰摂取が原因とされていましたが、今では逆に摂取不足が原因になっていることがわかっています。

 

タンパク質の過剰摂取

タンパク質(特に動物性)の過剰摂取は尿中のカルシウム、シュウ酸、尿酸の排泄量を増加させ、尿中クエン酸の排泄量を減少させます。これにより結石の形成を促進させます。

 

シュウ酸(蓚酸)の過剰摂取

シュウ酸を含む食物を過剰に摂取すると、尿中に多く排泄され、結石の形成を促進させます。

シュウ酸の含有量が多い代表的なもの

  • ホウレンソウ、たけのこ、チョコレート、紅茶、ココア
  • 玉露(番茶、麦茶、ほうじ茶は含有量が少ない)
  • ウーロン茶(シュウ酸を多く含む種類がある)

 

カルシウムの摂取不足

従来はカルシウムの取りすぎが原因のひとつとされていました。

しかし、最近の研究により、カルシウムは腸内でシュウ酸と結合し、便として排泄されるため、尿中へのシュウ酸の排泄を抑制してくれることがわかりました。

したがって、カルシウムの摂取が不足すると、シュウ酸が尿中へ排泄される量が多くなり、結石の形成を促進させます。

 

脂肪の過剰摂取

脂肪を多くとると吸収されなかった脂肪酸が腸内でカルシウムと結合し、シュウ酸と結合すべきカルシウムが減少してしまいます。

このため、結果的に、カルシウムの摂取不足と同様のことが起こり、結石の形成を促進させます。

 

清涼飲料水や甘味飲料水等、砂糖を多く含むものの過剰摂取

砂糖の過剰摂取は尿中のカルシウム排泄量を増加させ、結石の形成を促進させます。

また、コーヒーは、尿中の尿酸排泄量を増加させ、結石の形成を促進させます。

 

塩分の過剰摂取

塩分の過剰摂取は尿中のカルシウム排泄量を増加させ、これにより結石の形成を促進させます。

 

高尿酸血症の原因物質の過剰摂取

高尿酸血症の主な原因はプリン体ですが、これを多量に摂取することにより、結石の形成を促進させます。
プリン体を多く含むものはビールや鶏(豚・牛)レバー、マイワシ干物、マアジ干物、鰹節、干しシイタケ等です。

 

アルコール類の過剰摂取

アルコールは尿中の尿酸排泄や脱水を招きやすく、更に、慢性的に飲んでいると尿中カルシウムやリンの排泄量を増加させ、結石の形成を促進させます。

 

夕食の栄養過多

尿路結石患者の多くが1日の栄養素の半分近くを夕食で摂取するといわれています。特に、動物性タンパク質の摂取量が多いと傾向です。夕食中心の食生活は、就寝後の尿中への結石形成促進物質の過剰排泄につながります。

 

夕食から就寝までの時間が短い

食後は、結石形成促進物質の尿中排泄量が約2~4時間後でピークになり、その後減っていきます。また、就寝中は体内に水分が補給されずに尿が濃縮されます。したがって、夕食から就寝までの時間が短いと結石の形成がさらに促進されます。

 

腎臓結石ができる原因のまとめ

腎臓結石ができる原因をまとめると、以下のようになります。

  • 尿中のカルシウム、シュウ酸、尿酸の排泄量を増加させる飲食物の過剰摂取
  • 尿中クエン酸の排泄量を減少させる飲食物の過剰摂取
  • 高尿酸血症の原因物質の過剰摂取
  • 夕食の栄養過多と、夕食から就寝までの時間が短い

したがって、腎臓結石を予防するためには、これらの原因を解消する必要があります!

 

腎臓結石の予防方法は食事と薬?

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腎臓結石ができる原因はいろんな食べ物の過剰摂取であることがわかりましたね。

でも、あなたはこれらの様々な食事制限ができるでしょうか?

僕は無理です!

では、僕はどうしているかというと、以下の点に気をつけています。

  • 一つの種類に偏った食事をしない・・・1種類の過剰摂取をしないことがポイント!
  • 水分を多く摂る・・・会社では2リットルのペットボトルを買って飲む!家でもできるだけ水を飲むことをこころがける!

これであれば、できますよね!

僕の場合、もう1点補足があります。

実は、僕は、体質的に尿酸値が高いようで、腎臓結石ができた頃と同時期ぐらいに尿酸値が上がらないように2種類薬を飲んでいます。

ただ、そのうちの一種類はいわゆる『クエン酸』で身体の疲労回復に役立つものなので、身体にはむしろいい影響を与えるものだと主治医からは伝えられています。

その『クエン酸』は尿をアルカリ性に保つ役目があるようで、これが結石をできにくくすると言われています。

今のところ、この3点を続けているせいか、ここ1年の健康診断では、腎臓結石のはほとんど大きくなっておらず、数も増えてはいなかったようなので、これからも続けていきます。

また、機会があったら状況を報告させていただきますね!

 

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