腎臓結石、尿管結石、尿路結石の違いは何?検査方法や治療法は?

 

腎臓結石、尿管結石、尿路結石など、いろんな結石の名前を聞いたことがあると思いますが、その違いは何なのでしょうか?

また、検査方法や治療法にはどんな方法があるのでしょうか?

僕は、10年以上前に、右脇腹の背中側に突然我慢できない痛みがでて、病院へ行ったところ、「尿管結石ですね」と診断されました。

それから私の結石との戦いが始まりました。

最近では手術も行い、一段落したところなのですが、これまでの経験で、これらの結石のことが少しは分かるようになりました。

そこで、これまでの経験をお伝えしますので、少しでもあたなのお役にたてれば幸いです。

 

腎臓結石、尿管結石、尿路結石の違いは何?

これまで、僕は10年程前の健康診断から「腎臓結石」と診断されるようになりました。

そのとき、「尿管結石の可能性がありますので注意してください。」とも言われるようになりました。

それで、いろいろと結石のことを調べていると『尿路結石』という名称も出てきました。

腎臓結石、尿路結石、尿管結石といろんな結石の名前を聞きますが、その違いは何なのでしょうか?

実は尿路結石は、以下の1~4の結石の総称なのです。

  1. 腎臓結石腎臓内にできた結石
  2. 尿管結石腎臓内でできた結石が尿管に降りてきて詰まったもの
  3. 膀胱結石膀胱内でできた結石
  4. 尿道結石腎臓膀胱でできた結石が詰まったもの

下の図は、腎臓から尿道までの構造と、それぞれの部位にできる結石の位置がわかる模式図です。

腎臓、尿路

結石がどこの部位にあるかによって名称が変わってくるんですね。

更に補足すると、

  • 腎臓結石と尿管結石は上部尿路結石
  • 膀胱結石と尿道結石は下部尿路結石

と言いますが、尿路結石の約95%は上部尿路結石なのです。

僕の症状は、腎臓から結石が降りてきて尿管で詰まった尿管結石(上部尿道結石)でした。

いろんな結石のなかで、よく聞く腎臓結石はいわゆる腎臓内にある結石のことなので、尿が詰まったりすることもなく、痛みなどの自覚症状はまったくありません。

痛みの症状があるのは、尿が詰まる可能性がある尿管結石尿道結石です!

それでは、これらの症状(結石がどこにあるか)を調べるには、どんな検査方法があるのでしょうか?

 

尿路結石(尿管結石)はどんな検査をするの?

尿路結石の検査は、結石の場所を特定する目的で、よく使われる以下の画像検査を行います。

  • X線(レントゲン)
  • 超音波検査
  • CT

特別な検査をするわけではないんですね。

それ以外にも、腎臓結石による腎機能の影響などを調べるために、健康健診と同じように血液検査と尿検査を行います。

また、僕の場合は、手術後の経過観察のために、3ヶ月、6ヶ月おきにCT以外の検査を行ってきたんですが、かかりつけの病院が有名な病院なので、いつも患者さんが多く混み合っていて、いつも半日コースでした!

 

尿路結石(尿管結石)の治療は何をするの?

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それでは、尿路(尿管)に結石が見つかったときは、どんな治療をするんでしょうか?

 

自然排石

画像検査の結果、結石の大きさが5mm以下であれば、水分を多く摂取して自然に流す『自然排石』でしばらく様子を見ます。

そこで尿といっしよに結石が排出されれば、それで治療は終わりになります。

僕も2週間程はこれで様子をみたのですが、右側の尿管に引っかかっていた結石が、2週間経っても動く様子がありませんでした。

さらに悪いことに、画像検査の結果で左側の腎臓内にあった腎臓結石が尿管に降りかかっていることがわかったたため、

「このままでは両側が詰まる可能性があるので腎臓に負担がかかってよくないですよ!」

と診断されてしまい・・・、やむを得ず、手術をすることになってしまいました

 

破石治療

『自然排石』で結石が流れ出ない時は、『破石治療』というなんらかの手術をすることになります。

手術には以下の方法があります。

 

砕石治療

            東京女子医科大学病院HPより引用

結石の『破石治療』でよく聞くのは、この中のESWLという、身体の外から衝撃波を当てて破砕する方法なんですが、僕の場合、結石が硬いと診断され、

ESWLでは破砕できない可能性があるので、破砕できない場合はTULで再度手術をする必要がありますよ。」

と言われたため、1回で確実に治療できるTULを選択しました。

でもこの手術は、わかりやく言うと内視鏡を尿道へ入れて、尿管と腎臓の結石を破砕する手術なんですね。

全身麻酔する手術なので、手術中は全く問題ないのですが、夕方の手術後、麻酔が切れた朝方は痛みが辛かったですね・・・。

それでも、その後も座薬の痛み止めでしのぎ、午前中には我慢できる程度までになりました。

 

まとめ

僕の場合、小さく取りづらかった腎臓結石がまだ残っているので、今後もまだ再発の可能性はありますが、再発を予防する方法いつくかありますので、それをこれからも続けていきます。

予防方法については、【腎臓結石、尿管結石ができる原因は何?予防方法は食事?薬は必要?】で紹介していますので、参考にしてみてください!誰でもできる簡単な方法ですよ!

 

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